関節円板を有する関節はどれか。2つ選べ。
- 遠位橈尺関節
- 肩関節
- 胸鎖関節
- 橈骨手根関節
- 腕尺関節
解答解説
正解は1. 遠位橈尺関節、3. 胸鎖関節、4. 橈骨手根関節です。
関節円板は、繊維軟骨で構成される構造で、関節面の適合性を高めたり、衝撃を吸収したりする役割を持っています。これらの関節には関節円板が存在し、正常な機能を補助しています。
各選択肢の解説
- 遠位橈尺関節(正解)
遠位橈尺関節には関節円板(TFCC: 三角線維軟骨複合体)があり、尺骨と橈骨、手根骨の間で緩衝作用を果たします。この選択肢は正解です。 - 肩関節
肩関節は、上腕骨頭と肩甲骨の関節窩からなる球関節ですが、関節円板は存在しません。関節唇(ラブラム)が周囲の適合性を補助しますが、円板とは異なります。この選択肢は誤りです。 - 胸鎖関節(正解)
胸鎖関節には関節円板があり、胸骨と鎖骨の間の動きを補助するとともに、衝撃を吸収します。この選択肢は正解です。 - 橈骨手根関節(正解)
橈骨手根関節にも関節円板があり、主に手首の動きの適合性を補助します。遠位橈尺関節と機能的に連動することが特徴です。この選択肢は正解です。 - 腕尺関節
腕尺関節は、上腕骨滑車と尺骨切痕からなる蝶番関節であり、関節円板は存在しません。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
関節円板は特定の関節に存在し、関節の安定性や衝撃吸収を補助します。特に、遠位橈尺関節、胸鎖関節、橈骨手根関節、顎関節などに注目して覚えましょう。一方、肩関節や肘関節(腕尺関節)には存在しないことも重要です。