介護保険制度について正しいのはどれか。
- 財源は全て公費で負担される。
- 都道府県の担当部署に申請する。
- 利用者は自由に事業者を選定できる。
- 第二号被保険者の対象年齢は65歳以上である。
- 介護度は介護認定審査会の1次判定で決定される。
解答解説
正解は3.利用者は自由に事業者を選定できるです。
介護保険制度では、利用者は認定された要介護度や要支援度に基づいてサービスを受けられますが、提供事業者を自由に選定することができます。これにより、利用者が自分に合った事業者を選ぶことが可能です。
選択肢の解説
- 財源は全て公費で負担される。
介護保険の財源は、公費(税金)と保険料(第一号・第二号被保険者の負担分)によって構成されます。すべてが公費ではありません。この選択肢は誤りです。 - 都道府県の担当部署に申請する。
介護保険の申請先は、市町村の担当窓口です。都道府県ではありません。この選択肢は誤りです。 - 利用者は自由に事業者を選定できる。
介護保険制度では、利用者が自分の希望に応じて事業者を選ぶことが可能です。サービスの質や地域性を考慮して選定できます。この選択肢が正しいです。 - 第二号被保険者の対象年齢は65歳以上である。
第二号被保険者は、40歳以上65歳未満の医療保険加入者を指します。65歳以上は第一号被保険者となります。この選択肢は誤りです。 - 介護度は介護認定審査会の1次判定で決定される。
1次判定はコンピュータによる要介護認定支援ソフトの判定結果であり、介護認定審査会による2次判定で最終的な介護度が決定されます。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
介護保険制度の仕組みを理解する際には、財源構成(公費と保険料の割合)や、第一号・第二号被保険者の違い、申請手続きの流れを整理して覚えることが重要です。また、利用者がサービス提供事業者を選べることは利用者本位の制度設計の一環であるため、試験でもよく問われるポイントです。