対流熱を用いるのはどれか。
- 気泡浴
- 赤外線
- 超音波
- 極超短波
- パラフィン
解答解説
正解は1.気泡浴です。
対流熱は、液体や気体の移動によって熱が伝わる仕組みを指します。気泡浴では、温水に気泡を発生させることで、対流熱を利用して温熱効果を得ます。これにより、患部を効率よく温めることができます。
選択肢の解説
- 気泡浴
温水の中で気泡が発生し、水の対流によって熱が伝わります。対流熱を利用した代表的な温熱療法です。この選択肢が正解です。 - 赤外線
赤外線療法は、電磁波による放射熱を利用して熱を伝えます。対流熱ではなく、放射熱の一種です。この選択肢は誤りです。 - 超音波
超音波療法は、高周波の音波を組織に伝え、振動エネルギーを熱エネルギーに変換することで組織を加温します。これは伝導熱を利用した方法であり、対流熱ではありません。この選択肢は誤りです。 - 極超短波
極超短波療法は、高周波の電磁波を組織に照射し、深部を加温する方法です。これも放射熱を利用しており、対流熱ではありません。この選択肢は誤りです。 - パラフィン
パラフィン浴は、加熱したパラフィン(固体)を利用した温熱療法であり、伝導熱によって熱を伝えます。対流熱ではありません。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
温熱療法では、熱の伝わり方を分類して覚えると効果的です。
- 対流熱:気泡浴、渦流浴
- 伝導熱:パラフィン浴、ホットパック
- 放射熱:赤外線、極超短波
- その他:超音波(振動エネルギーの変換)
治療目的や適応を理解するため、各熱伝導方式を整理しておきましょう。