介護保険制度について誤っているのはどれか。
- 在宅介護を推進する。
- 健康の保持や増進に努力する。
- 20歳以上の全国民が加入する。
- 高齢者の自己決定権を尊重する。
- ノーマライゼーションを実現する。
解答解説
正解は3. 20歳以上の全国民が加入するです。
介護保険制度は、原則として40歳以上の国民が加入する制度で、保険料を負担し、要介護・要支援状態になった場合に介護サービスを利用できます。20歳以上の全国民が対象ではありません。第一号被保険者は65歳以上、第二号被保険者は40歳から64歳までの医療保険加入者です。
各選択肢の解説
- 在宅介護を推進する
介護保険制度は、利用者が住み慣れた地域や自宅で生活を継続できるよう、在宅介護サービスを重視しています。この選択肢は正しいです。 - 健康の保持や増進に努力する
介護予防を目的としたサービス(介護予防訪問リハビリテーションなど)が提供され、健康の保持・増進に寄与しています。この選択肢は正しいです。 - 20歳以上の全国民が加入する(正解)
介護保険制度は、40歳以上の国民が加入する制度です。20歳以上の全国民を対象としていないため、この選択肢は誤りです。 - 高齢者の自己決定権を尊重する
介護保険制度では、ケアプラン作成時に利用者本人の意向を尊重し、自己決定権を重視しています。この選択肢は正しいです。 - ノーマライゼーションを実現する
介護保険制度の理念として、すべての人が社会の中で共に生活できるように支援するノーマライゼーションの実現を掲げています。この選択肢は正しいです。
ワンポイントアドバイス
介護保険制度の被保険者の範囲を明確に覚えましょう。第一号被保険者(65歳以上)と第二号被保険者(40~64歳)の区別が重要です。試験では、対象年齢やサービス内容に関する問題が頻出するため、基本事項を正確に押さえておくことがポイントです。