白杖を使用している視覚障害者の介助について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 平地歩行時は、介助者の手を把持する。
- バスに乗るときは、介助者が先に乗る。
- 階段を下りるときは、介助者が一段先に下りる。
- 混雑した電車に乗るときは、介助者が後から乗る。
- 手前に引いて出入りするドアでは、介助者が先に入る。
解答解説
正解は2. バスに乗るときは、介助者が先に乗ると3. 階段を下りるときは、介助者が一段先に下りるです。
視覚障害者の介助では、安全性を確保しながら、障害者自身のペースを尊重することが重要です。バスや階段の利用時には介助者が先導し、安全な状況を伝えつつサポートする方法が適切とされています。
各選択肢の解説
- 平地歩行時は、介助者の手を把持する
正しくは、視覚障害者が介助者の肘や腕を軽く握る形でサポートを受けるのが適切です。手を握る方法では、安定性や感覚的な情報が不足しやすいため、推奨されません。この選択肢は誤りです。 - バスに乗るときは、介助者が先に乗る(正解)
介助者が先に乗って状況を確認し、安全を確保することで視覚障害者をスムーズに誘導できます。正しい選択肢です。 - 階段を下りるときは、介助者が一段先に下りる(正解)
階段の上り下りでは、介助者が一段先に進み、安全を確認しながら視覚障害者を誘導します。この選択肢は正しいです。 - 混雑した電車に乗るときは、介助者が後から乗る
混雑した電車では介助者が先に乗り、状況を確認してから視覚障害者を誘導するのが適切です。介助者が後から乗ると、視覚障害者が混雑の中で迷う可能性が高く危険です。この選択肢は誤りです。 - 手前に引いて出入りするドアでは、介助者が先に入る
手前に引くドアでは、視覚障害者が先に通れるようにドアを押さえ、開けるサポートを行うことが望ましいです。介助者が先に入ると、視覚障害者の通行を妨げる可能性があるため、この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
視覚障害者の介助では、安全性の確保と的確な情報提供が重要です。歩行や公共交通機関の利用時には、視覚障害者を不安にさせないよう適切な声かけとサポートを心がけましょう。また、ドアの通行時や混雑した場所では、状況に応じて柔軟に対応することが求められます。