車椅子からベッドへの移乗動作の練習で離殿を繰り返すのはどれか。
- 恒常練習
- 多様練習
- 部分練習
- 分散練習
- ランダム練習
解答解説
正解は3.部分練習です。
部分練習は、複雑な動作を分割し、それぞれの部分を個別に練習する方法です。車椅子からベッドへの移乗動作は複数のステップで構成されており、その中の離殿(座面からお尻を離す動作)を繰り返して練習することは、部分練習に該当します。この練習法は、全体動作が難しい場合や特定の動作が苦手な場合に効果的です。
各選択肢の解説
- 恒常練習
誤り。同じ条件下で動作を繰り返す練習法です。離殿だけを繰り返すわけではなく、移乗全体を一定の条件で練習する方法になります。 - 多様練習
誤り。多様練習は、異なる条件下で練習を行う方法です。例えば、ベッドの高さや車椅子の位置を変えて練習する場合に該当します。離殿だけを繰り返すわけではありません。 - 部分練習
正解。部分練習は、動作全体を分解し、特定の部分(この場合は離殿)に集中して練習する方法です。移乗動作を学習する際に、離殿が難しい場合に有効です。 - 分散練習
誤り。分散練習は、短時間の練習を複数回に分けて行う方法です。離殿を繰り返すことはこの練習法に該当しません。 - ランダム練習
誤り。ランダム練習は、異なる課題を順不同で練習する方法です。例えば、離殿と移動方向の調整を混ぜて練習するような場合が該当します。
ワンポイントアドバイス
複雑な動作を練習する際は、動作全体を分割し、苦手な部分を特化して練習する「部分練習」が有効です。特に、移乗動作のようにステップが明確な動作では、離殿や体重移動などを分けて練習することで効率的に学習が進みます。