鵞足をつくるのはどれか。
- 大腿二頭筋
- 内側広筋
- 半腱様筋
- 腓腹筋
- ヒラメ筋
解答解説
正解は3.半腱様筋です。
鵞足(Pes Anserinus)は、膝関節の内側部にある腱の構造で、半腱様筋、縫工筋、薄筋の3つの筋腱が集合して形成されます。これらの筋腱は、膝関節の内側で脛骨近位部に付着し、膝の屈曲や内旋に寄与します。鵞足部位の炎症が鵞足炎の原因となることがあります。
各選択肢の解説
- 大腿二頭筋
大腿二頭筋はハムストリングスの一部で、膝関節の屈曲や外旋を担います。ただし、鵞足には関与しません。この選択肢は誤りです。 - 内側広筋
内側広筋は大腿四頭筋の一部であり、膝関節の伸展を担いますが、鵞足の形成には関与しません。この選択肢は誤りです。 - 半腱様筋(正解)
半腱様筋は、鵞足を構成する3つの筋腱の1つです。 膝関節の屈曲および内旋に寄与する筋であり、この選択肢が正解です。 - 腓腹筋
腓腹筋は下腿三頭筋を構成し、足関節の底屈や膝関節の屈曲に関与しますが、鵞足には含まれません。この選択肢は誤りです。 - ヒラメ筋
ヒラメ筋も下腿三頭筋の一部で、足関節の底屈を担いますが、鵞足には関与しません。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
鵞足を構成する筋腱は、縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つであり、膝関節の屈曲と内旋に重要な役割を果たします。 鵞足炎や膝内側の痛みの原因として出題されることも多いため、付着部と機能を正確に理解しておきましょう。