医療面接における自由質問法はどれか。
- 「ご家族は何人ですか」
- 「お名前を教えてください」
- 「いつ頃から痛み出しましたか」
- 「どのようなことでお困りですか」
- 「痛いところは右ですか。左ですか」
解答解説
正解は4.どのようなことでお困りですかです。
自由質問法は、患者が自身の言葉で自由に答えることができる質問形式を指します。この質問法では、患者の症状や感情を詳しく聞き取ることが可能であり、医療面接での信頼関係構築や情報収集において重要な手法です。「どのようなことでお困りですか」は自由な回答を引き出す質問であり、自由質問法に該当します。
各選択肢の解説
- 「ご家族は何人ですか」
この質問は閉じた質問法に該当し、具体的な数値で答える形式の質問です。自由な回答を引き出す質問ではありません。 - 「お名前を教えてください」
この質問も閉じた質問法に該当し、具体的な情報(名前)を聞く形式です。自由質問法ではありません。 - 「いつ頃から痛み出しましたか」
これは時間を尋ねる閉じた質問法です。患者が自由に説明する余地が少なく、自由質問法には該当しません。 - 「どのようなことでお困りですか」(正解)
患者に自由に答えさせる質問であり、自由質問法に該当します。 患者が自身の状況や悩みを自分の言葉で表現できるようにする質問です。この選択肢が正解です。 - 「痛いところは右ですか。左ですか」
選択肢を限定して答えさせる形式の閉じた質問法です。患者の自由な表現を促すものではないため、自由質問法ではありません。
ワンポイントアドバイス
自由質問法は、患者の主訴や感情を引き出す際に非常に有効であり、医療面接の初期段階で多用されます。一方で、特定の情報を確認する際には閉じた質問法が適しており、状況に応じて使い分けることが重要です。試験では、質問の形式と目的を正しく判断できるようにしましょう。