正常な膝関節を屈曲したときの最終域感で正しいのはどれか。
- 虚性
- 筋性
- 骨性
- 靭帯性
- 軟部組織性
解答解説
正解は5です。
正常な膝関節の屈曲における最終域感は軟部組織性です。これは大腿後面と下腿後面の軟部組織が接触することで動きが制限されるためです。柔らかい感触が特徴です。
選択肢の解説
- 虚性
誤りです。 虚性の最終域感は異常であり、痛みや筋力不足などが原因で、関節の抵抗を感じない場合に発生します。 - 筋性
誤りです。 筋性の最終域感は、筋肉の伸張が動きを制限する場合に感じられますが、膝関節の正常な屈曲ではこれが制限因子とはなりません。 - 骨性
誤りです。 骨性の最終域感は、骨同士が接触することで動きが制限される場合に感じられますが、膝屈曲では骨性は関与しません。 - 靭帯性
誤りです。 靭帯性の最終域感は、靭帯が引き伸ばされることで制限される場合に感じられます。これは膝関節伸展時に見られることが多いです。 - 軟部組織性
正しい記述です。 膝関節屈曲では大腿後面と下腿後面の軟部組織の接触が動きの制限因子となるため、軟部組織性の最終域感を示します。
ワンポイントアドバイス
最終域感は関節の評価において重要です。特に膝関節では、屈曲時は軟部組織性、伸展時は靭帯性が正常です。これを理解することで、異常の検出や関節機能の評価に役立ちます。