頸椎の伸展に作用する筋はどれか。
- 頭長筋
- 頭長筋
- 頸板状筋
- 後斜角筋
- 前頭直筋
解答解説
正解は3です。
頸板状筋は頸椎を伸展させる筋肉です。頸板状筋は脊柱起立筋の一部で、後頸部に位置し、頭部や頸部の伸展および回旋に重要な役割を果たします。
選択肢の解説
- 頭長筋
誤りです。 頭長筋は頸椎の前面に位置する筋で、頸椎の屈曲や頭部の安定化に寄与します。伸展には関与しません。 - 頭長筋
誤りです。 1と同様に、頭長筋は頸椎の前面で作用し、屈曲運動に関与します。 - 頸板状筋
正しい記述です。 頸板状筋は後頸部に位置し、頸椎を伸展させる作用があります。また、片側が収縮すると頭部や頸部を同側に回旋させます。 - 後斜角筋
誤りです。 後斜角筋は頸椎の側面に位置し、主に第一肋骨の挙上や頸椎の側屈に関与します。伸展には直接関与しません。 - 前頭直筋
誤りです。 前頭直筋は頸椎の屈曲や安定化に関与する筋であり、伸展には関与しません。
ワンポイントアドバイス
頸椎の伸展に関与する筋肉は、頸板状筋や脊柱起立筋群(特に棘筋や長筋)です。屈曲や回旋、側屈に関与する筋との違いをしっかり区別して覚えると、類似問題にも対応しやすくなります。