反射と脳神経の組み合わせで正しいのはどれか。
- 角膜反射 ─── 視神経
- 対光反射 ─── 動眼神経
- 前庭動眼反射 ─── 三叉神経
- 下顎反射 ─── 顔面神経
- 咽頭反射 ─── 副神経
解答解説
正解は2です。
対光反射(瞳孔反射)は、動眼神経を介して瞳孔括約筋が収縮し、瞳孔が縮小する反射です。対光反射は視神経(入路)と動眼神経(出路)の協調により起こります。他の選択肢は組み合わせが誤っています。
選択肢の解説
- 角膜反射 ─── 視神経
誤りです。 角膜反射の入路は三叉神経、出路は顔面神経です。視神経は関与しません。 - 対光反射 ─── 動眼神経
正しい記述です。 対光反射の入路は視神経、出路は動眼神経です。視神経が光刺激を感知し、動眼神経を通じて瞳孔括約筋が収縮します。 - 前庭動眼反射 ─── 三叉神経
誤りです。 前庭動眼反射は前庭神経と外眼筋を支配する動眼神経、滑車神経、外転神経が関与します。三叉神経は関係ありません。 - 下顎反射 ─── 顔面神経
誤りです。 下顎反射の入路も出路も三叉神経(下顎神経)が担当します。顔面神経は関与しません。 - 咽頭反射 ─── 副神経
誤りです。 咽頭反射の入路は舌咽神経、出路は迷走神経が関与します。副神経は関係しません。
ワンポイントアドバイス
脳神経を介した反射は、入路(感覚神経)と出路(運動神経)の理解が重要です。特に対光反射(視神経+動眼神経)、角膜反射(三叉神経+顔面神経)、咽頭反射(舌咽神経+迷走神経)の組み合わせは頻出問題ですので、確実に覚えましょう。