理学療法診療ガイドライン第1版(日本理学療法士協会)における理学療法介入の推奨グレード分類で、「行わないよう」に勧められる科学的根拠がない」に該当する推奨グレードはどれか。
- A
- B
- C1
- C2
- D
解答解説
正解は4. C2です。
解説
理学療法診療ガイドラインにおける推奨グレードは、以下のように分類されています。
- A: 科学的根拠が強く、「行うよう」強く推奨される。
- B: 科学的根拠がある程度あり、「行うよう」推奨される。
- C1: 科学的根拠は不十分だが、「行うことを考慮してもよい」とされる。
- C2: 科学的根拠が不十分で、「行わないよう」推奨される。
- D: 科学的根拠があり、「行わないよう」強く推奨される。
選択肢4のC2は、「行わないよう」推奨されるが、その科学的根拠が十分ではない場合に適用されます。したがって、設問の内容に該当します。
各選択肢の評価
- A: 科学的根拠が強く「行うよう強く推奨される」場合の分類です。不適切です。
- B: 科学的根拠が一定程度ある場合に、「行うよう推奨される」分類です。不適切です。
- C1: 科学的根拠は不十分だが、「行うことを考慮してもよい」分類であり、「行わないよう」ではありません。不適切です。
- C2: 科学的根拠が不十分で、「行わないよう」推奨される場合に該当します。正解です。
- D: 科学的根拠が強く「行わないよう強く推奨される」場合に該当しますが、「科学的根拠がない」場合には該当しません。不適切です。
ワンポイントアドバイス
推奨グレードの分類は、治療選択の科学的根拠の強さや方向性を示します。「行わないよう」に該当するのはC2とDのいずれかですが、科学的根拠が不十分な場合にはC2と覚えておきましょう。