第58回理学療法士国家試験　午後問題98

親しい人間関係を構築できず、奇異な考え方や風変わりな行動が継続してみられ、パーソナリティ障害を指摘された。最も考えられるのはどれか。

1. 演技性パーソナリティ障害
2. 回避性パーソナリティ障害
3. 猜疑性〈妄想性〉パーソナリティ障害
4. シゾイド〈統合失調質〉パーソナリティ障害
5. 統合失調型パーソナリティ障害

解答解説

正解は5. 統合失調型パーソナリティ障害です。

統合失調型パーソナリティ障害では、人間関係の障害、奇異な考えや行動が特徴です。

各選択肢の解説

1. 演技性パーソナリティ障害
   この選択肢は誤りです。
   他者の注目を集めるための行動や感情の過剰表現が特徴です。
2. 回避性パーソナリティ障害
   この選択肢は誤りです。
   拒絶や批判を恐れるために社会的関係を避けることが特徴です。
3. 猜疑性〈妄想性〉パーソナリティ障害
   この選択肢は誤りです。
   他人を不信しやすい傾向が特徴で、奇異な行動は必須ではありません。
4. シゾイド〈統合失調質〉パーソナリティ障害
   この選択肢は誤りです。
   社会的孤立や感情の乏しさが特徴ですが、奇異な考えや行動は通常みられません。
5. 統合失調型パーソナリティ障害
   この選択肢が正解です。
   奇異な考え方や行動、親密な関係を築く困難が特徴です。

ワンポイントアドバイス

パーソナリティ障害の特徴を整理し、統合失調型パーソナリティ障害が奇異な考えや行動を伴うことを覚えましょう。