鉄欠乏性貧血の患者にみられやすい睡眠・覚醒障害はどれか。
- 睡眠時遊行症
- ナルコレプシー
- 睡眠相前進症候群
- むずむず脚症候群
- 閉塞性睡眠時無呼吸障害
解答解説
正解は4. むずむず脚症候群です。
鉄欠乏性貧血はむずむず脚症候群(RLS)の主要な原因の一つです。
各選択肢の解説
- 睡眠時遊行症
この選択肢は誤りです。
睡眠中の無意識な歩行行動で、鉄欠乏性貧血との関連はありません。 - ナルコレプシー
この選択肢は誤りです。
日中の過度の眠気が主症状であり、鉄欠乏性貧血との関連はありません。 - 睡眠相前進症候群
この選択肢は誤りです。
高齢者に多い睡眠リズム障害で、鉄欠乏性貧血とは関係がありません。 - むずむず脚症候群
この選択肢が正解です。
鉄欠乏がRLSの病態に関与しており、症状が顕著になることがあります。 - 閉塞性睡眠時無呼吸障害
この選択肢は誤りです。
気道閉塞による無呼吸であり、鉄欠乏性貧血とは関係ありません。
ワンポイントアドバイス
鉄欠乏性貧血とむずむず脚症候群(RLS)の関係を押さえましょう。RLSは、鉄補充療法が有効なケースがあります。