CRPS type Iに分類されるのはどれか。2つ選べ。
- 幻肢痛
- 視床痛
- 肩手症候群
- Sudeck骨萎縮
- 帯状疱疹後神経痛
解答解説
正解は3. 肩手症候群と4. Sudeck骨萎縮です。
CRPS type Ⅰ(Complex Regional Pain Syndrome Type I)は、明確な神経損傷がない場合の症候群で、肩手症候群やSudeck骨萎縮が分類されます。
各選択肢の解説
- 幻肢痛
この選択肢は誤りです。
幻肢痛は末梢神経の切断後に見られるもので、CRPS Type Ⅰではなく、Type Ⅱに近い症状です。 - 視床痛
この選択肢は誤りです。
視床痛は脳卒中後に発生する疼痛で、CRPS Type Iには該当しません。 - 肩手症候群
この選択肢が正解です。
肩手症候群はCRPS Type Iに分類され、手の腫脹や痛みを特徴とします。 - Sudeck骨萎縮
この選択肢が正解です。
Sudeck骨萎縮はCRPS Type Iに該当し、痛みと共に骨萎縮が見られます。 - 帯状疱疹後神経痛
この選択肢は誤りです。
帯状疱疹後神経痛は感染後の神経障害によるもので、CRPSに分類されません。
ワンポイントアドバイス
CRPS Type IとType IIの違いを理解し、肩手症候群やSudeck骨萎縮がType Iに該当することを覚えておきましょう。Type IIは明確な神経損傷が原因です。手症候群やSudeck骨萎縮はtype Iに含まれる代表例です。