第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題88

関節リウマチで起こりにくいのはどれか。

  1. オペラグラス変形
  2. 尺側偏位
  3. スワンネック変形
  4. フォーク状変形
  5. ボタン穴変形

解答解説

正解は4. フォーク状変形です。

フォーク状変形は、コーレス骨折の後遺症として生じる変形で、関節リウマチ特有の変形ではありません。他の選択肢は、関節リウマチによる特徴的な変形です。

各選択肢の解説

  1. オペラグラス変形
    この選択肢は誤りです。
    手指の関節が重度に破壊され、指が短縮する変形で、関節リウマチで見られる変形の一つです。
  2. 尺側偏位
    この選択肢は誤りです。
    手指の関節が尺側へ変位する変形で、関節リウマチに特徴的です。
  3. スワンネック変形
    この選択肢は誤りです。
    PIP関節の過伸展とDIP関節の屈曲が特徴の変形で、関節リウマチでよく見られます。
  4. フォーク状変形
    この選択肢が正解です。
    フォーク状変形はコーレス骨折の後遺症として見られるもので、関節リウマチでは起こりにくいです。
  5. ボタン穴変形
    この選択肢は誤りです。
    PIP関節の屈曲とDIP関節の過伸展が特徴の変形で、関節リウマチでよく見られます。

ワンポイントアドバイス

関節リウマチでよく見られる変形(スワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位など)と、他の疾患による変形を整理して覚えましょう。フォーク状変形はコーレス骨折が原因であることを押さえておきましょう。など)を整理して覚えましょう。