脳梗塞で正しいのはどれか。
- 脳動脈瘤の合併が多い。
- 我が国の死因の第1位である。
- 心房細動は脳塞栓の原因となる。
- くも膜下出血に比べ、発症後の死亡率は高い。
- 原因に関わらず抗血小板薬の投与が行われる。
解答解説
正解は3. 心房細動は脳塞栓の原因となるです。
心房細動によって生じた血栓が脳に塞栓を起こすことがあり、脳塞栓症の主な原因とされています。
各選択肢の解説
- 脳動脈瘤の合併が多い。
この選択肢は誤りです。
脳動脈瘤はくも膜下出血に関連が深く、脳梗塞とは関係が薄いです。 - 我が国の死因の第1位である。
この選択肢は誤りです。
脳梗塞は主要な死因の1つですが、第1位は悪性腫瘍(がん)です。 - 心房細動は脳塞栓の原因となる。
この選択肢が正解です。
心房細動が原因で血栓が形成され、脳塞栓症を引き起こすことがあります。 - くも膜下出血に比べ、発症後の死亡率は高い。
この選択肢は誤りです。
脳梗塞の死亡率はくも膜下出血より低いです。 - 原因に関わらず抗血小板薬の投与が行われる。
この選択肢は誤りです。
脳塞栓症では抗凝固薬が用いられることが多く、抗血小板薬はすべてのケースで適用されるわけではありません。
ワンポイントアドバイス
脳梗塞の種類(アテローム血栓性、心原性脳塞栓症など)と治療法を整理し、心房細動が脳塞栓症のリスク因子であることを押さえましょう。