第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題86

遠城寺式乳幼児分析的発達検査において、生後12か月以前に観察されるのはどれか。2つ選べ。

  1. 走る。
  2. 3語言える。
  3. 人見知りをする。
  4. 積み木を二つ重ねる。
  5. コップを自分で持って飲む。

解答解説

正解は3. 人見知りをする5. コップを自分で持って飲むです。

遠城寺式乳幼児発達検査では、人見知りやコップを使う行動は12か月以前に観察されます。

各選択肢の解説

  1. 走る。
    この選択肢は誤りです。
    走る行動は生後12か月以降であり、通常は1歳半~2歳頃に見られます。
  2. 3語言える。
    この選択肢は誤りです。
    3語を言えるようになるのは12か月以降で、通常は1歳半頃に観察されます。
  3. 人見知りをする。
    この選択肢が正解です。
    人見知りは6~9か月頃から始まり、生後12か月以内に観察されます。
  4. 積み木を二つ重ねる。
    この選択肢は誤りです。
    積み木を重ねる行動は12か月以降に見られます。
  5. コップを自分で持って飲む。
    この選択肢が正解です。
    コップを自分で持つ行動は9か月頃から始まることがあります。

ワンポイントアドバイス

乳幼児の発達過程を把握する際は、身体的発達、認知的発達、社会的発達の特徴的な行動を覚えると良いでしょう。