第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題87

ICFにおける「参加」の評価に最も関連する情報はどれか。

  1. 教育歴
  2. 住環境
  3. 職業適性
  4. 認知機能
  5. セルフケア能力

解答解説

正解は3. 職業適性です。

ICF(国際生活機能分類)における「参加」は、社会的な役割や活動への関わりを指し、職業適性などの社会的参加に関連する情報が重要です。

各選択肢の解説

  1. 教育歴
    この選択肢は誤りです。
    教育歴は環境因子や個人因子に含まれる情報で、直接的な「参加」評価にはなりません。
  2. 住環境
    この選択肢は誤りです。
    住環境は「環境因子」に該当し、「参加」ではありません。
  3. 職業適性
    この選択肢が正解です。
    職業や社会活動への適応は「参加」に関連する評価要素です。
  4. 認知機能
    この選択肢は誤りです。
    認知機能は「心身機能」に該当し、直接的な「参加」の評価ではありません。
  5. セルフケア能力
    この選択肢は誤りです。
    セルフケア能力は「活動」に該当し、「参加」とは区別されます。

ワンポイントアドバイス

ICFの「心身機能」「活動」「参加」の分類を明確に覚えましょう。「参加」は社会的な役割や活動への関わりを示す要素で、職業や地域活動が含まれます。となる点を押さえましょう。