足部内側縦アーチの維持に最も関与するのはどれか。
- 三角靱帯
- 長足底靱帯
- 後脛骨筋
- 足底筋
- 第三腓骨筋
解答解説
正解は3.後脛骨筋です。
足部の内側縦アーチは、足の衝撃吸収や体重支持に重要な役割を果たします。このアーチの維持に関与する主要な構造は、後脛骨筋、長趾屈筋、母趾屈筋などの筋肉、足底腱膜、春靱帯(踵舟靱帯)などの靱帯です。特に後脛骨筋は、アーチを支える筋肉の中で最も大きな役割を果たします。収縮により内側縦アーチを持ち上げると同時に、足部の内反や内側安定性にも寄与します。
各選択肢の解説
- 三角靱帯
この選択肢は誤りです。三角靱帯は足関節の内側を支持する靱帯で、内側縦アーチの維持には直接関与しません。 - 長足底靱帯
この選択肢は誤りです。長足底靱帯は足部の外側縦アーチに関与し、内側縦アーチには関与しません。 - 後脛骨筋
この選択肢が正解です。後脛骨筋は、足部内側縦アーチの最も重要な支持筋であり、弓状構造を維持します。 - 足底筋
この選択肢は誤りです。足底筋はアーチ構造の補助的な筋で、内側縦アーチには主要な役割を果たしません。 - 第三腓骨筋
この選択肢は誤りです。第三腓骨筋は足の外側に位置し、内側縦アーチとは無関係です。
ワンポイントアドバイス
内側縦アーチの主要構成要素は以下の3つです:
- 靱帯:春靱帯(踵舟靱帯)が特に重要
- 筋肉:後脛骨筋、長趾屈筋、母趾屈筋
- 腱膜:足底腱膜
これらを把握しておくと、アーチ関連の問題に正確に対処できます。