第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題73

基本的立位姿勢を矢状面から観察した場合、重心線が通るのはどこか。

  1. 後頭隆起
  2. 烏口突起
  3. 大転子前方
  4. 膝蓋骨前方
  5. 外果前方

解答解説

正解は5. 外果前方です。

矢状面で観察した基本的立位姿勢では、重心線は外果の前方を通るのが特徴です。

各選択肢の解説

  1. 後頭隆起
    この選択肢は誤りです。
    重心線は後頭隆起ではなく、耳孔のやや後方を通ります
  2. 烏口突起
    この選択肢は誤りです。
    重心線は烏口突起を通りません。体幹を経由して通ります。
  3. 大転子前方
    この選択肢は誤りです。
    重心線は大転子のやや後方を通ります
  4. 膝蓋骨前方
    この選択肢は誤りです。
    重心線は膝蓋骨のやや後方を通ります
  5. 外果前方
    この選択肢が正解です。
    矢状面で観察した際、重心線は外果の前方を通ります

ワンポイントアドバイス

立位姿勢における重心線の通過点は試験頻出事項です。耳孔、肩関節、大転子、膝関節後方、外果前方を順に覚えるとスムーズに解答できます。重心線は「耳孔→肩関節→大転子のわずか後方→膝蓋骨のわずか後方→外果前方」を通ることを覚えましょう。