臨床実習中の守秘義務で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 学生用パソコンのウイルス対策ソフトを実習前に最新のものに更新した。
- 患者の経過が記された報告書を同級生にメール添付し送信して相談した。
- 症例報告用のレジュメを実習終了後にシュレッダーで処分した。
- 実習生同士がファミリーレストランで担当症例の検討をした。
- 病院カルテの内容を自身のスマートフォンで撮影した。
解答解説
正解は1. 学生用パソコンのウイルス対策ソフトを実習前に最新のものに更新したと3. 症例報告用のレジュメを実習終了後にシュレッダーで処分したです。
守秘義務を守るためには、患者情報の適切な管理が重要です。これには情報機器の安全性確保や不要情報の適切な廃棄が含まれます。他の選択肢には守秘義務違反に該当する行為が含まれます。
各選択肢の解説
- 学生用パソコンのウイルス対策ソフトを実習前に最新のものに更新した。
この選択肢が正解です。
実習で取り扱う情報の漏洩を防ぐため、情報機器の安全対策を講じることは必須です。 - 患者の経過が記された報告書を同級生にメール添付し送信して相談した。
この選択肢は誤りです。
患者情報を電子メールで共有することは、情報漏洩リスクが高く、守秘義務違反に該当します。 - 症例報告用のレジュメを実習終了後にシュレッダーで処分した。
この選択肢が正解です。
実習終了後に不要となった患者情報を適切に廃棄することは、守秘義務の遵守に必要な行為です。 - 実習生同士がファミリーレストランで担当症例の検討をした。
この選択肢は誤りです。
公共の場で患者情報を議論する行為は、守秘義務違反となります。 - 病院カルテの内容を自身のスマートフォンで撮影した。
この選択肢は誤りです。
個人デバイスで患者情報を撮影する行為は守秘義務違反に該当します。
ワンポイントアドバイス
守秘義務は、実習中だけでなく、終了後も徹底して守るべき重要な倫理規範です。電子情報の取り扱い、口頭での議論場所、個人デバイスの利用に注意し、患者のプライバシーを保護する習慣を身につけましょう。