第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題51

骨で正しいのはどれか。

  1. 短骨には髄腔がある。
  2. 黄色骨髄は造血機能を持つ。
  3. 海綿骨には Havers 管がある。
  4. 骨芽細胞は骨吸収に関与する。
  5. 皮質骨表面は骨膜で覆われている。

解答解説

正解は5. 皮質骨表面は骨膜で覆われているです。

骨膜は骨の表面を覆い、骨の成長や修復を担う細胞が存在しています。他の選択肢は骨の構造や機能に関する誤りを含んでいます。

各選択肢の解説

  1. 短骨には髄腔がある。
    この選択肢は誤りです。
    短骨には髄腔がなく、内部は海綿骨で構成されています。
  2. 黄色骨髄は造血機能を持つ。
    この選択肢は誤りです。
    黄色骨髄は主に脂肪組織で構成され、造血機能を持つのは赤色骨髄です。
  3. 海綿骨にはHavers管がある。
    この選択肢は誤りです。
    Havers管は皮質骨に存在し、海綿骨にはありません。
  4. 骨芽細胞は骨吸収に関与する。
    この選択肢は誤りです。
    骨吸収に関与するのは破骨細胞であり、骨芽細胞は骨形成に関与します。
  5. 皮質骨表面は骨膜で覆われている。
    この選択肢が正解です。
    骨膜は皮質骨表面を覆い、骨の成長や修復に重要です。

ワンポイントアドバイス

骨の構造や機能を学ぶ際は、骨の種類(長骨、短骨、扁平骨)や骨髄の役割、骨の細胞(骨芽細胞、破骨細胞)の働きを整理して理解することが重要です。。