第58回

第58回理学療法士国家試験 午後問題71

肘関節屈曲のみに作用するのはどれか。

  1. 肘筋
  2. 上腕筋
  3. 烏口腕筋
  4. 腕橈骨筋
  5. 上腕二頭筋

解答解説

正解は2. 上腕筋です。

上腕筋は純粋に肘関節屈曲に作用する筋肉で、他の関節や動作には関与しません。

各選択肢の解説

  1. 肘筋
    この選択肢は誤りです。
    肘筋は肘関節の伸展に関与する筋です。
  2. 上腕筋
    この選択肢が正解です。
    上腕筋は肘関節の屈曲のみを行い、肩関節には関与しません。
  3. 烏口腕筋
    この選択肢は誤りです。
    烏口腕筋は肩関節の屈曲や内転に作用します。
  4. 腕橈骨筋
    この選択肢は誤りです。
    腕橈骨筋は肘屈曲に加え、前腕の回内・回外の中間位を保持します。
  5. 上腕二頭筋
    この選択肢は誤りです。
    上腕二頭筋は肘関節屈曲のほかに前腕の回外や肩関節の屈曲にも関与します。

ワンポイントアドバイス

肘関節の屈曲に関与する筋肉は複数ありますが、それぞれが行う補助的な動作も含めて覚えましょう。特に上腕筋は純粋な肘屈曲筋として区別しておくことが重要です。節や前腕の動きにも関与することを整理して覚えましょう。