NICU入室中の低緊張児に対する理学療法で優先順位が低いのはどれか。
- 装具療法
- 運動発達指導
- 呼吸理学療法
- ポジショニング
- 保護者への育児指導
解答解説
正解は「1」です。
装具療法は、低緊張児に対する治療の中で優先順位が低い選択肢です。NICU入室中の段階では、呼吸管理や姿勢調整(ポジショニング)、保護者への指導が重要視されます。装具療法は運動機能や姿勢保持能力が安定してきた後の段階で検討されることが多いです。
選択肢ごとの解説
- 装具療法
正解です。 NICU入室中の段階では、装具を用いた支援は優先度が低く、他の基本的ケアが優先されます。 - 運動発達指導
重要です。低緊張児は運動発達が遅れがちであるため、発達促進を目的とした指導が必要です。 - 呼吸理学療法
重要です。低緊張児では呼吸機能が弱いことが多いため、呼吸の改善を目的とした理学療法が優先されます。 - ポジショニング
重要です。姿勢を適切に整えることで、呼吸や消化機能を助け、変形や拘縮を予防する効果があります。 - 保護者への育児指導
重要です。保護者がNICU退室後も適切なケアを行えるよう、早期からの育児指導が必要です。
ワンポイントアドバイス
NICU入室中の低緊張児の理学療法では、呼吸管理、姿勢調整(ポジショニング)、保護者指導が最優先されます。装具療法は、姿勢保持能力が発達した後の段階での対応となるため、優先順位が低い点を押さえておきましょう。