予防接種法に基づく集団予防を目的とした定期接種に該当する疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。
- A型肝炎
- B型肝炎
- 日本脳炎
- インフルエンザ
- 流行性耳下腺炎
解答解説
正解は「2」と「3」です。
予防接種法に基づく定期接種は、集団予防を目的とし、法律に基づいて実施される予防接種です。対象疾患には国が指定した重要な感染症が含まれます。
- B型肝炎(2)は新生児への母子感染予防を目的とし、2016年から定期接種に追加されています。
- 日本脳炎(3)は蚊を媒介とした感染症であり、重篤化を防ぐために定期接種として実施されています。
選択肢ごとの解説
- A型肝炎
A型肝炎ワクチンは任意接種に分類されており、定期接種には該当しません。 - B型肝炎
正解です。 新生児期の母子感染を予防する目的で、2016年から定期接種に含まれています。 - 日本脳炎
正解です。 日本脳炎ワクチンは定期接種として、小児期に接種が推奨されています。 - インフルエンザ
インフルエンザワクチンは、一般的に任意接種として行われます。ただし、高齢者や基礎疾患を持つ人には予防接種法に基づく特例として定期接種が実施されますが、小児に対する集団予防目的ではありません。 - 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
おたふくかぜワクチンは任意接種に該当し、定期接種ではありません。
ワンポイントアドバイス
予防接種法に基づく定期接種は、感染症の集団予防を目的としており、指定された疾患のみが対象です。試験対策として、定期接種と任意接種に分類される疾患を正確に覚えておくことが重要です。