装具と疾患の組合せで正しいのはどれか。
- Williams 型装具 – 側弯症
- Milwaukee 装具 – 腰部脊柱管狭窄症
- 交互歩行装具(RGO) – 二分脊椎(機能残存レベル Th12)
- Oppenheimer 型装具 – 正中神経麻痺
- スウェーデン式膝装具 – 大腿神経麻痺
解答解説
正解は3. 交互歩行装具(RGO) – 二分脊椎(機能残存レベル Th12)です。
交互歩行装具(RGO)は、両下肢麻痺の患者が歩行可能となるよう設計された装具で、特に機能残存レベルがTh12の二分脊椎患者に使用されます。他の選択肢は疾患と装具の組み合わせが適切ではありません。
各選択肢の解説
- Williams型装具 – 側弯症
この選択肢は誤りです。
Williams型装具は、腰椎分離症や腰椎すべり症の治療に使用される装具で、側弯症には適していません。 - Milwaukee装具 – 腰部脊柱管狭窄症
この選択肢は誤りです。
Milwaukee装具は、側弯症の治療に使用される装具であり、腰部脊柱管狭窄症には使用されません。 - 交互歩行装具(RGO) – 二分脊椎(機能残存レベルTh12)
この選択肢が正解です。
RGOは、胸髄または腰髄レベルの脊髄損傷や二分脊椎に適用される装具です。特に、機能残存レベルがTh12程度の患者に有効です。 - Oppenheimer型装具 – 正中神経麻痺
この選択肢は誤りです。
Oppenheimer型装具は、尺骨神経麻痺の患者に使用される装具であり、正中神経麻痺には適していません。 - スウェーデン式膝装具 – 大腿神経麻痺
この選択肢は誤りです。
スウェーデン式膝装具は、膝蓋骨脱臼や膝関節の安定性を改善するために使用される装具で、大腿神経麻痺には適用されません。
ワンポイントアドバイス
装具は疾患ごとに特化した目的で使用されます。Milwaukee装具は側弯症、RGOは脊髄損傷や二分脊椎、Williams型装具は腰椎分離症に用いられるなど、疾患と適用装具の組み合わせを正確に覚えておきましょう。