Perthes 病で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 女児に多い。
- 外傷が誘因となる。
- 片側性の発症が多い。
- 12歳以降に好発する。
- 大腿骨近位骨端部への血行障害が原因である。
解答解説
正解は3.片側性の発症が多いと5.大腿骨近位骨端部への血行障害が原因であるです。
Perthes病(ペルテス病)は、小児期に見られる疾患で、大腿骨近位骨端部への血流障害が原因となり、骨壊死が起こる病気です。多くの場合は片側性で、男児に多く見られます。
各選択肢の解説
- 女児に多い。
この選択肢は誤りです。Perthes病は男児に多く見られます。 - 外傷が誘因となる。
この選択肢は誤りです。外傷が疾患の進行に影響を与える可能性はありますが、直接的な誘因ではありません。 - 片側性の発症が多い。
この選択肢が正解です。Perthes病は片側性に発症することが一般的です。 - 12歳以降に好発する。
この選択肢は誤りです。Perthes病は4~8歳に多く発症し、12歳以降はまれです。 - 大腿骨近位骨端部への血行障害が原因である。
この選択肢が正解です。大腿骨近位骨端部の血流が障害され、骨壊死が起こることが主な原因です。
ワンポイントアドバイス
Perthes病は大腿骨頭壊死症の一種で、小児整形外科疾患として重要です。Perthes病の好発年齢(4~8歳)と片側性発症が多いこと、大腿骨骨端部の血行障害が原因であることをしっかり押さえましょう。