ASIA の評価対象はどれか。
- 意識レベル
- 運動失調
- 眼球運動
- 肛門感覚
- 深部腱反射
解答解説
正解は4.肛門感覚です。
ASIA(American Spinal Injury Association)は脊髄損傷の評価法であり、運動機能、感覚機能、肛門括約筋機能を含む詳細な評価を行います。肛門感覚の有無は、損傷レベルや完全麻痺・不完全麻痺の分類において重要な指標です。
各選択肢の解説
- 意識レベル
この選択肢は誤りです。意識レベルの評価にはGCS(グラスゴー・コーマ・スケール)が用いられますが、ASIAスケールでは評価しません。 - 運動失調
この選択肢は誤りです。運動失調は評価対象に含まれておらず、神経学的機能の評価が中心です。 - 眼球運動
この選択肢は誤りです。眼球運動の評価は、脳神経機能評価で行いますが、ASIAスケールでは対象外です。 - 肛門感覚
この選択肢が正解です。肛門感覚は、脊髄損傷の完全性を判断する重要な評価項目です。 - 深部腱反射
この選択肢は誤りです。深部腱反射はASIAスケールでは評価しません。
ワンポイントアドバイス
ASIAは脊髄損傷の標準的な評価法であり、運動機能、感覚機能、肛門括約筋機能が評価の柱です。肛門感覚と筋収縮の有無は特に重要なので、試験対策として覚えておきましょう。