第58回

第58回理学療法士国家試験 午前問題80

障害受容に至る 5 つの過程において 2 番目に現れるのはどれか。

  1. 解決への努力期
  2. ショック期
  3. 混乱期
  4. 受容期
  5. 否認期

解答解説

正解は5.否認期です。

障害受容のプロセスは、ショック期→否認期→混乱期→解決への努力期→受容期の順で進みます。否認期は、現実を直視できず、障害の存在を否定したり認めたくないと感じる段階です。

各選択肢の解説

  1. 解決への努力期
    この選択肢は誤りです。解決への努力期は、現状を改善しようと行動を起こす段階で、否認期の後に現れます。
  2. ショック期
    この選択肢は誤りです。ショック期は、障害発覚直後の心理的動揺が中心で、否認期よりも前に現れます。
  3. 混乱期
    この選択肢は誤りです。混乱期は、否認が難しくなり、不安や葛藤が強まる段階で、否認期の後に現れます。
  4. 受容期
    この選択肢は誤りです。受容期は障害受容の最終段階で、現実を受け入れ、前向きに適応する段階です。
  5. 否認期
    この選択肢が正解です。否認期は、ショック期の後に訪れる現実を否定する心理状態が特徴の段階です。

ワンポイントアドバイス

障害受容の5段階は、順序とそれぞれの特徴を理解しておくことが重要です。特に否認期や混乱期は試験に頻出なので、具体例を交えて覚えましょう。