Danielsらの徒手筋力テストにおける肩甲下筋のテストで正しいのはどれか。
解答解説
正解は3です。
肩甲下筋は肩関節の内旋を主に担う筋肉です。Danielsらの徒手筋力テストでは、肩関節を内旋させる動作を利用して肩甲下筋の筋力を評価します。図3では、被験者が肩関節を内旋する動作を行っており、肩甲下筋を評価する正しいテスト方法が示されています。
各選択肢の解説
- 図1
この選択肢は誤りです。図1は肩甲骨挙上を評価するテストであり、主に僧帽筋上部線維や肩甲挙筋の筋力を評価します。肩甲下筋のテストではありません。 - 図2
この選択肢は誤りです。図2は肩関節の外転を評価するテストであり、主に三角筋や棘上筋を評価します。肩甲下筋の内旋動作とは無関係です。 - 図3
この選択肢が正解です。図3では、肩関節の内旋動作が評価されており、肩甲下筋の筋力を測定する正しいテスト方法です。 - 図4
この選択肢は誤りです。図4は肘関節屈曲の筋力テストで、上腕二頭筋などを評価します。肩甲下筋の筋力テストではありません。 - 図5
この選択肢は誤りです。図5は肩関節の伸展を評価するテストであり、広背筋や大円筋などの筋力を測定します。肩甲下筋の内旋動作の評価には該当しません。
ワンポイントアドバイス
肩甲下筋は肩関節内旋を主に担う筋肉で、徒手筋力テストでは肩関節を内旋する動作を確認します。内旋動作を評価する図3が該当することを押さえ、肩甲下筋のテストと他の筋肉のテストを区別できるようにしましょう。筋、小円筋)との機能の違いを整理して覚えましょう。