脊柱管の前壁に沿って走行する靭帯はどれか。
- 黄色靭帯
- 棘間靭帯
- 棘上靭帯
- 後縦靭帯
- 前縦靭帯
解答解説
正解は4. 後縦靭帯です。
解説
脊柱管の構成要素と靭帯の配置について理解することが重要です。以下に各選択肢を解説します。
- 黄色靭帯
黄色靭帯は椎弓間に位置し、脊柱管の後壁を構成します。したがって、前壁を走行する靭帯ではありません。 - 棘間靭帯
棘間靭帯は隣接する椎骨の棘突起間を結ぶ靭帯で、脊柱管には直接関与しません。 - 棘上靭帯
棘上靭帯は脊柱全体を縦方向に走る靭帯で、棘突起の先端を連結します。これも脊柱管の前壁には関与していません。 - 後縦靭帯
後縦靭帯は椎体の後面(脊柱管の前壁)に沿って走行し、脊柱管を補強します。したがって、この選択肢が正解です。 - 前縦靭帯
前縦靭帯は椎体の前面を覆う靭帯であり、脊柱管には関与していません。
ワンポイントアドバイス
靭帯の配置をイメージすることが重要です。脊柱管の構成要素を考えるとき、前壁は椎体の後面と後縦靭帯、後壁は椎弓と黄色靭帯で構成されることを覚えておきましょう。試験ではこうした靭帯の配置に関する問題が頻出です。