神経性無食欲症について正しいのはどれか。
- 頻眠になる。
- 無月経になる。
- 恥毛が脱落する。
- 体温が上昇する。
- 行動が不活発になる。
解答解説
正解は2. 無月経になるです。
解説
- 頻眠になる
神経性無食欲症の患者では、むしろ睡眠の質の低下や不眠が見られることが多いです。頻眠とは逆の傾向があるため、この選択肢は誤りです。 - 無月経になる
神経性無食欲症では、過度な体重減少や低栄養によってホルモンバランスが崩れ、無月経がよく見られる症状です。これが正解です。 - 恥毛が脱落する
神経性無食欲症では、脱毛が起こることがありますが、恥毛に特化して脱落するわけではありません。この選択肢は誤りです。 - 体温が上昇する
神経性無食欲症では体脂肪が著しく減少するため、体温調節機能が低下し、むしろ低体温になることが一般的です。この選択肢は誤りです。 - 行動が不活発になる
神経性無食欲症の患者は、むしろ過活動傾向を示すことがあります(例:過剰な運動など)。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
神経性無食欲症では、身体的症状(無月経、低体温、低血圧)とともに心理的要因(体重増加への過度な恐怖、歪んだ自己身体イメージ)が特徴的です。治療には、身体的管理に加え、心理療法や家族療法も重要です。