訓練療法でないのはどれか。
- 森田療法
- シェイピング
- 認知行動療法
- 系統的脱感作法
- 来談者中心療法
解答解説
正解は5. 来談者中心療法です。
解説
訓練療法は、対象者に特定の動作や行動を学習させたり、改善させたりすることを目的とする療法です。以下に各選択肢を解説します:
- 森田療法
森田療法は、不安障害や神経症を対象に、患者の行動を積極的に促し、行動訓練を含む療法です。訓練療法に含まれると言えます。 - シェイピング
シェイピングは、望ましい行動を段階的に強化する行動療法の一つで、訓練療法の範囲に含まれます。 - 認知行動療法
認知行動療法は、患者の認知(思考)と行動にアプローチして症状改善を図る方法であり、訓練療法に含まれます。 - 系統的脱感作法
系統的脱感作法は、不安や恐怖を段階的に減少させるために行動訓練を行う方法で、訓練療法に該当します。 - 来談者中心療法
来談者中心療法はカール・ロジャースが提唱した心理療法で、訓練を通じて行動や思考の変化を直接的に促すものではなく、クライアントの自己実現を目指す療法です。そのため、訓練療法には該当しません。
ワンポイントアドバイス
訓練療法では、患者の行動や身体機能の改善を目的とした手法が含まれます。心理療法の中でも「訓練」に焦点を当てたものと、そうでないものの違いを理解しておくことが重要です。