眼球運動を行う筋はどれか。
- 外側翼突筋
- 眼輪筋
- 頰筋
- 前頭筋
- 内側直筋
解答解説
正解は5です。
内側直筋は眼球を動かす筋肉の一つで、眼球運動を担います。この筋は動眼神経(第3脳神経)の支配を受け、眼球を内側(鼻側)に引き寄せる働きをします。眼球運動を行う筋肉は直筋群(上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋)と斜筋群(上斜筋、下斜筋)で構成されています。
選択肢の解説
- 外側翼突筋
誤りです。外側翼突筋は咀嚼筋の一つで、下顎を前方へ動かす機能を持ちますが、眼球運動には関与しません。 - 眼輪筋
誤りです。眼輪筋は眼瞼を閉じる筋肉で、顔面神経(第7脳神経)の支配を受けますが、眼球運動には関与しません。 - 頰筋
誤りです。頰筋は口を閉じたり、口腔内の空気を調整する筋肉で、眼球運動には関与しません。 - 前頭筋
誤りです。前頭筋は眉毛を引き上げる筋肉で、表情筋の一部です。眼球運動には関与しません。 - 内側直筋
正解です。内側直筋は動眼神経の支配を受け、眼球を内側に動かす役割を担っています。眼球運動を行う外眼筋の一つです。
ワンポイントアドバイス
眼球運動を行う筋肉には、直筋群(上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋)と斜筋群(上斜筋、下斜筋)があります。それぞれの役割と神経支配(動眼神経、滑車神経、外転神経)を整理して覚えると、試験での迷いを減らせます。