血糖を上昇させる作用のあるホルモンはどれか。
- アドレナリン
- アルドステロン
- カルシトニン
- パラトルモン
- プロラクチン
解答解説
正解は1です。
アドレナリンは、副腎髄質から分泌されるホルモンで、肝臓や筋肉に働きかけ、グリコーゲンを分解してグルコースを生成することで血糖値を上昇させます。また、インスリン分泌を抑制し、血糖値を高める作用もあります。
選択肢の解説
- アドレナリン
正解です。アドレナリンは血糖値を上昇させるホルモンの一つで、短時間で急激に血糖値を上げる作用があります。ストレス時や運動時に重要な役割を果たします。 - アルドステロン
誤りです。アルドステロンは副腎皮質から分泌されるホルモンで、腎臓でのナトリウム再吸収とカリウム排出を促進し、血圧調整に関与しますが、血糖値には影響しません。 - カルシトニン
誤りです。カルシトニンは甲状腺から分泌されるホルモンで、血中のカルシウム濃度を低下させる作用がありますが、血糖値には影響を与えません。 - パラトルモン
誤りです。パラトルモンは副甲状腺から分泌されるホルモンで、血中のカルシウム濃度を上昇させる作用を持ちますが、血糖値には関与しません。 - プロラクチン
誤りです。プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳腺の発達や母乳分泌を促すホルモンであり、血糖値の調整には関与しません。
ワンポイントアドバイス
血糖値を上昇させるホルモンとしては、アドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモンが挙げられます。一方で、血糖値を下げるホルモンはインスリンのみであるため、これらのホルモンの作用の違いを明確に区別して覚えておきましょう。