筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 下双子筋 ―― 閉鎖神経
- 短内転筋 ―― 坐骨神経
- 縫工筋 ―― 大腿神経
- 前脛骨筋 ―― 深腓骨神経
- 後脛骨筋 ―― 総腓骨神経
解答解説
正解は3と4です。
縫工筋は大腿神経の支配を受け、股関節と膝関節の運動に関与します。
前脛骨筋は深腓骨神経の支配を受け、足関節の背屈や内反に関与します。
選択肢の解説
- 下双子筋 ―― 閉鎖神経
誤りです。下双子筋は坐骨神経の支配を受けます。大腿骨の外旋に関与する筋です。 - 短内転筋 ―― 坐骨神経
誤りです。短内転筋は閉鎖神経の支配を受け、股関節の内転に関与します。 - 縫工筋 ―― 大腿神経
正解です。縫工筋は大腿神経の支配を受け、股関節の屈曲・外旋、膝関節の屈曲に関与する二関節筋です。 - 前脛骨筋 ―― 深腓骨神経
正解です。前脛骨筋は深腓骨神経の支配を受け、足関節の背屈と内反を行います。 - 後脛骨筋 ―― 総腓骨神経
誤りです。後脛骨筋は脛骨神経の支配を受け、足関節の底屈と内反に関与します。
ワンポイントアドバイス
筋の支配神経は解剖学・運動学の基礎として重要です。特に脚の筋肉については、以下を覚えると整理しやすいです:
- 大腿部前面:大腿神経(例:縫工筋、四頭筋)
- 大腿部内側面:閉鎖神経(例:内転筋群)
- 下腿前面:深腓骨神経(例:前脛骨筋)
- 下腿後面:脛骨神経(例:後脛骨筋)
これらの支配神経と筋肉の対応を整理して覚えましょう。