固定負荷にて行う運動負荷試験はどれか。
- Bruce法
- ランプ負荷法
- 6分間歩行テスト
- マスターシングルテスト
- シャトルウォーキングテスト
解答解説
正解は4. マスターシングルテストです。
解説
固定負荷の運動負荷試験は、運動強度が一定である状態で行う試験を指します。運動負荷試験には、負荷が徐々に増加する漸増負荷法と、一定の負荷を与える固定負荷法があります。マスターシングルテストは、決まった高さの台を昇降する運動を一定のペースで繰り返すため、固定負荷試験に分類されます。
各試験の特徴
- Bruce法(誤り)
- トレッドミルを使用し、時間の経過とともに速度と傾斜を増加させる漸増負荷法です。固定負荷試験ではありません。
- ランプ負荷法(誤り)
- 負荷が時間とともに徐々に増加する漸増負荷法です。固定負荷試験ではありません。
- 6分間歩行テスト(誤り)
- 患者が6分間で歩ける距離を評価する試験で、患者自身の歩行速度に依存します。固定負荷ではなく、患者のペースに応じた運動です。
- マスターシングルテスト(正解)
- 固定された高さ(通常は25cm)の台を一定のテンポで昇降する運動負荷試験です。負荷が一定であるため、固定負荷試験に該当します。心肺機能や耐久力を評価する目的で使用されます。
- シャトルウォーキングテスト(誤り)
- コースを往復するテストで、徐々に速度を上げる漸増負荷法です。固定負荷ではありません。
ワンポイントアドバイス
運動負荷試験には、固定負荷法(一定の負荷で運動)と漸増負荷法(時間経過で負荷が増加)があります。固定負荷試験では、運動強度を一定に保ちながら評価するため、マスターシングルテストが該当します。試験方法ごとの特徴を整理して覚えましょう。