肩関節外転90度での水平屈曲に作用する筋はどれか。
- 広背筋
- 大円筋
- 棘下筋
- 烏口腕筋
- 肩甲挙筋
解答解説
正解は4. 烏口腕筋です。
解説
肩関節の外転90度位における水平屈曲(肩を水平面上で前方に引く動き)を行う筋肉は、烏口腕筋を中心とする筋群が主に関与します。その他、肩関節の動きに関連する筋についても以下で解説します。
- 広背筋
広背筋は肩関節の内転・伸展・内旋に関与する筋で、水平屈曲には関与しません。 - 大円筋
大円筋は肩関節の内旋・内転・伸展に関与しますが、水平屈曲には関与しません。 - 棘下筋
棘下筋は肩関節の外旋や肩関節の安定化に寄与しますが、水平屈曲には直接関与しません。 - 烏口腕筋
烏口腕筋は肩関節の屈曲と水平屈曲に直接関与する筋肉です。烏口突起から上腕骨に付着し、水平面上での肩の動きを助けます。 - 肩甲挙筋
肩甲挙筋は肩甲骨の挙上や回旋に関与する筋で、肩関節の水平屈曲には関与しません。
ワンポイントアドバイス
肩関節の水平屈曲に関与する筋としては、烏口腕筋以外にも、三角筋(前部)や大胸筋が補助的に作用します。肩の各動きに関与する筋を整理して覚えると、解答時に役立ちます。