思考記録表(コラム表)を用いて現実に沿った考え方や判断ができることを目標とする認知行動療法の技法はどれか。
- 認知再構成法
- モデリング法
- 問題解決技法
- 系統的脱感作法
- 行動活性化技法
解答解説
正解は1.認知再構成法です。
認知再構成法は、認知行動療法の中心的な技法であり、思考記録表(コラム表)を用いて、自動思考や歪んだ認知を現実的で合理的な思考に置き換えることを目指します。これにより、不安や抑うつなどの感情を改善することが期待されます。
各選択肢の解説
- 認知再構成法
この選択肢が正解です。思考記録表(コラム表)を用いることで、認知の歪みを見直し、現実的な考え方を取り入れます。 - モデリング法
この選択肢は誤りです。他者の行動を観察して学習する技法で、主に行動療法で用いられます。 - 問題解決技法
この選択肢は誤りです。問題解決能力を高めることを目的とし、具体的な課題解決方法を学ぶ技法です。 - 系統的脱感作法
この選択肢は誤りです。恐怖や不安を段階的に克服する技法で、主に恐怖症の治療に用いられます。 - 行動活性化技法
この選択肢は誤りです。行動を増やすことで気分の改善を図る技法で、うつ病治療に用いられます。
ワンポイントアドバイス
思考記録表は認知行動療法の代表的なツールであり、歪んだ思考の修正を行う認知再構成法で用いられます。この技法は心理的な問題を改善する上で非常に重要です。