骨格筋の構造で筋収縮時に長さが一定なのはどれか。2つ選べ。
- A帯
- H帯
- I帯
- Z帯
- 筋節
解答解説
正解は1. A帯と4. Z帯です。
解説
- A帯
A帯は筋原線維の暗帯で、筋収縮時にも長さが一定です。筋収縮に伴いアクチンとミオシンが重なりますが、A帯の長さは変化しません。この選択肢は正しいです。 - H帯
H帯はミオシンフィラメントのみが存在する部位で、筋収縮時にフィラメントの重なりが増えることで長さが短くなります。この選択肢は誤りです。 - I帯
I帯はアクチンフィラメントのみが存在する部位で、筋収縮時に重なりが増えることで長さが短くなります。この選択肢は誤りです。 - Z帯
Z帯はサルコメア(筋節)の境界を形成しており、収縮時もその位置自体は変化しないため、長さは一定です。この選択肢は正しいです。 - 筋節
筋節(サルコメア)はZ帯からZ帯までの構造で、筋収縮時に短縮します。この選択肢は誤りです。
ワンポイントアドバイス
筋収縮時の骨格筋の構造変化は、スライディングフィラメントモデルを理解することが鍵です。特にA帯が一定である点や、I帯とH帯が短縮する仕組みを覚えておくと、試験での関連問題に対応しやすくなります。