視神経から視覚野に至る視覚伝導路の順で正しいのはどれか。
- 視索 → 視交叉 → 視放線 → 外側膝状体
- 視索 → 視放線 → 外側膝状体 → 視交叉
- 視交叉 → 視索 → 外側膝状体 → 視放線
- 視放線 → 視交叉 → 視索 → 外側膝状体
- 視交叉 → 外側膝状体 → 視索 → 視放線
解答解説
正解は3. 視交叉 → 視索 → 外側膝状体 → 視放線です。
解説
視覚伝導路は視神経から脳の視覚野に至る経路で、次の順番に情報が伝達されます。
- 視交叉
左右の視神経が交叉する部分で、左右の網膜からの情報が部分的に交差します。 - 視索
視交叉を通過した後の経路。左視索は右視野の情報を、右視索は左視野の情報を伝えます。 - 外側膝状体
視索からの情報が到達する視床の中継核で、ここで視覚情報が統合されます。 - 視放線
外側膝状体から大脳皮質(視覚野)に向かう投射線維です。
選択肢の確認
- 視索 → 視交叉 → 視放線 → 外側膝状体
順番が誤りです。視交叉が視索の後ではなく前に位置します。 - 視索 → 視放線 → 外側膝状体 → 視交叉
視放線が視索の後に配置されており、順序が間違っています。 - 視交叉 → 視索 → 外側膝状体 → 視放線
正しい順序です。 - 視放線 → 視交叉 → 視索 → 外側膝状体
視放線が最初に来ているため順序が誤っています。 - 視交叉 → 外側膝状体 → 視索 → 視放線
外側膝状体が視索の前に配置されており、順序が間違っています。
ワンポイントアドバイス
視覚伝導路は解剖学で重要なテーマです。視交叉での交差、外側膝状体での中継、視放線を経て視覚野に至る順序をしっかり覚えておきましょう。また、病変部位による視野障害の種類も試験でよく問われますので、合わせて復習してください。