改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査〈JDDST-R〉の個人ー社会領域で最も早く可能になるのはどれか。
- 手を洗ってふく。
- 簡単なお手伝い。
- コップから飲む。
- 上着などを脱ぐ。
- ビスケットを自分で食べる。
解答解説
正解は5. ビスケットを自分で食べるです。
解説
改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査(JDDST-R)は、0歳から6歳までの乳幼児を対象に発達の遅れを評価する検査です。個人-社会領域では、子どもの社会性や身辺自立に関するスキルを評価します。
各選択肢の発達時期(目安)
- 手を洗ってふく(2~3歳頃)
- 手を洗うだけでなく、ふく動作が加わるためやや高い年齢で達成されます。
- 簡単なお手伝い(1歳半~2歳頃)
- 周囲の指示を理解し、簡単な指示に従う行動は、2歳前後で可能となります。
- コップから飲む(1歳前後)
- 片手でコップを持ち、飲む行動は1歳頃から見られます。
- 上着などを脱ぐ(1歳半~2歳頃)
- 自己操作が可能となる行動で、2歳頃に発達します。
- ビスケットを自分で食べる(6~9か月頃)
- 手で食べ物をつかみ口に運ぶ動作は、最も早く発達するスキルの一つで、1歳未満で達成されます。この選択肢が最も早く可能になります。
ワンポイントアドバイス
発達スクリーニング検査の個人-社会領域では、以下の行動の発達順を覚えておくと便利です:
- 6~9か月:ビスケットを自分で食べる。
- 1歳頃:コップから飲む。
- 1歳半~2歳:簡単なお手伝い、上着などを脱ぐ。
- 2~3歳:手を洗ってふく。
この順序を頭に入れておけば、類似問題に対応しやすくなります。