関節可動域測定法8日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準によるPで、正しいのはどれか。
- 手屈曲
- 手伸展
- 手橈屈
- 母指掌側外転
- 母指橈側外転
解答解説
正解は 4. 母指掌側外転 です。
母指掌側外転は、母指(親指)が手の平に対して垂直に外側へ動く運動を指します。図では、この動きに適した基本軸と移動軸が正確に示されています。関節可動域測定の手順に基づいて適切な測定法が行われています。
各選択肢の解説
- 手屈曲
誤りです。 手屈曲は手関節の屈曲を指しますが、選択肢1の図では測定に使用する軸の設定や動きが示されていません。 - 手伸展
誤りです。 手伸展は手関節の伸展を指しますが、選択肢2の図では基本軸や測定法が示されていないため、適切とはいえません。 - 手橈屈
誤りです。 手橈屈は手関節が橈側(親指側)に傾く運動ですが、選択肢3の図は橈屈の動きを示していません。 - 母指掌側外転
正解です。 図は母指掌側外転の測定姿勢および軸の配置が基準に沿っており、正しい測定法を示しています。 - 母指橈側外転
誤りです。 母指橈側外転は、母指が橈側に動く運動を指しますが、選択肢5の図はそれを示していません。
ワンポイントアドバイス
関節可動域測定では、基本軸と移動軸の配置が正確であることが重要です。特に母指の動き(掌側外転や橈側外転)は複雑で間違いやすいので、基準となる動作と軸を明確に理解しておきましょう。