介護保険制度で正しいのはどれか。
- COPD は特定疾患ではない。
- 加入は 45 歳以上に義務づけられる。
- 都道府県の介護保険係に介護認定を申請する。
- 要介護認定の区分別支給限度額は同じである。
- 要介護度の認定は介護認定審査会で判定される。
解答解説
正解は 5. 要介護度の認定は介護認定審査会で判定される。
介護保険制度において、要介護度は市区町村が設置する「介護認定審査会」において判定されます。審査会は主治医意見書や訪問調査の結果に基づき、要支援1~2または要介護1~5の認定を行います。
各選択肢の解説
- COPD は特定疾患ではない。
誤りです。COPD(慢性閉塞性肺疾患)は特定疾病(40~64歳が介護保険の適用となる疾病)に含まれます。 特定疾病には16疾患があり、その中にCOPDも含まれています。 - 加入は 45 歳以上に義務づけられる。
誤りです。介護保険制度の加入は40歳以上が対象です。 第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40~64歳の医療保険加入者となります。 - 都道府県の介護保険係に介護認定を申請する。
誤りです。介護認定の申請は「市区町村」の窓口で行います。 介護保険の実施主体は市区町村です。 - 要介護認定の区分別支給限度額は同じである。
誤りです。要介護度に応じて支給限度額は異なります。 要介護度が高いほど利用できる支給限度額が増加します。 - 要介護度の認定は介護認定審査会で判定される。
正解です。介護認定審査会は主治医意見書や訪問調査結果を基に要介護度を判定します。 この認定に基づいてサービスが利用可能となります。
ワンポイントアドバイス
介護保険制度の基礎をしっかり押さえることが重要です。特定疾病(16疾患)や介護認定の流れ(市区町村への申請→認定審査会→要介護度の決定)、第1号被保険者と第2号被保険者の違いなど、試験頻出ポイントを整理して覚えましょう。