接触感染するのはどれか。
- MRSA
- 結核菌
- 風疹ウイルス
- 麻疹ウイルス
- インフルエンザウイルス
解答解説
正解は 1. MRSA、3. 風疹ウイルス、4. 麻疹ウイルス です。
接触感染とは、感染源に直接触れることで病原体が体内に侵入する感染経路です。MRSA、風疹ウイルス、麻疹ウイルスは、接触感染を含む複数の感染経路を持つ病原体です。MRSAは主に接触感染、風疹と麻疹は飛沫感染や空気感染が中心ですが、接触感染でも感染が広がることがあります。
各選択肢の解説
- MRSA
正解です。MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、接触感染を主な感染経路とします。 特に医療機関での手指や物品を介した感染が問題となります。 - 結核菌
誤りです。結核菌は主に飛沫核(空気感染)によって伝播します。 接触感染の可能性は極めて低いです。 - 風疹ウイルス
正解です。風疹ウイルスは飛沫感染が主な経路ですが、接触感染も起こり得ます。 特に感染者の鼻水や唾液が付着したものに接触した場合に感染することがあります。 - 麻疹ウイルス
正解です。麻疹ウイルスは空気感染や飛沫感染が中心ですが、接触感染も認められます。 ウイルスが付着した物や手指を介して感染することがあります。 - インフルエンザウイルス
誤りです。インフルエンザウイルスは飛沫感染が主な経路ですが、接触感染の可能性もあります。 ただし、問題文において接触感染の選択肢としては、他の病原体がより代表的です。
ワンポイントアドバイス
感染経路を問う問題では、主な感染経路と補助的な感染経路の両方を理解しておくことが重要です。MRSAは接触感染の代表例であり、風疹や麻疹は主に飛沫感染や空気感染ですが、接触感染のリスクも考慮しましょう。感染予防策を併せて覚えるとより効果的です。