改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査〈JDDST-R〉で「母指と示指によるつまみ動作」の通過率75%が含まれる時期はどれか。
- 3~4か月
- 6~7か月
- 9~10か月
- 12~13か月
- 15~16か月
解答解説
正解は 3. 9~10か月 です。
「母指と示指によるつまみ動作」は、発達スクリーニング検査で把握される重要な微細運動スキルの一つです。赤ちゃんは生後9~10か月頃になると、指先を使って物をつまむ動作ができるようになります。この動作は「鉗子つまみ」とも呼ばれ、母指(親指)と示指(人差し指)を使った精密な運動の発達を示すものであり、発達の重要な指標です。
各選択肢の解説
- 3~4か月
この時期はまだ手全体で物を握ることが主であり、つまみ動作は発達していません。 - 6~7か月
6~7か月頃では、手を使った動作は徐々に発達しますが、指先で物をつまむ動作はまだできないことが多いです。 - 9~10か月(正解)
この頃に、母指と示指を使って物をつまむ「鉗子つまみ動作」が可能になります。この動作ができるかどうかが、発達の目安として用いられます。 - 12~13か月
12~13か月になると、さらに手先の巧緻性が発達し、より高度な操作が可能になりますが、つまみ動作は9~10か月で習得することが多いです。 - 15~16か月
この時期にはさらに複雑な手の動きが可能になり、つまみ動作はすでに習得済みで、より発展した運動機能がみられます。
ワンポイントアドバイス
発達スクリーニング検査では、月齢ごとに重要な発達の節目を確認します。「母指と示指によるつまみ動作」は9~10か月頃の発達指標であることを押さえておくと、発達段階の理解に役立ちます。