左右対称のインクのシミでできた図版を順番に提示する検査はどれか。
- バウムテスト
- MMPI
- P-F スタディ
- Rorschach テスト
- WPPSI
解答解説
正解は 4. Rorschach テスト です。
Rorschach テスト(ロールシャッハテスト)は、左右対称のインクのシミで構成された図版を順番に提示し、被験者が何を連想するかを答えてもらう投影法検査です。このテストは、被験者の内面的な感情や思考、パーソナリティ特性を把握するために用いられます。
各選択肢の解説
- バウムテスト
バウムテストは、被験者に木を描かせ、その絵を通じて性格や感情の特徴を分析する投影法の一種ですが、インクのシミではありません。 - MMPI
MMPI(ミネソタ多面人格目録)は、自己報告形式の質問紙法による性格検査です。インクのシミではなく、質問項目に対する回答を分析する検査です。 - P-F スタディ
P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)は、場面図を見て反応を記入してもらうことで、欲求不満に対する反応パターンを調べる検査です。左右対称のインクのシミは使用しません。 - Rorschach テスト(正解)
Rorschachテストは左右対称のインクのシミを使用し、被験者の反応を通してパーソナリティ特性を分析する検査です。この選択肢が正解です。 - WPPSI
WPPSI(ウィスク幼児版)は、幼児や学齢前児童の知能を測定するための知能検査で、インクのシミを用いたテストではありません。
ワンポイントアドバイス
投影法検査の代表的なものに、Rorschachテストとバウムテストがありますが、インクのシミによるテストはRorschachテストのみです。他の検査の特徴と合わせて覚えておくと、類似問題にも対応しやすくなります。