第59回

第59回理学療法士国家試験 午前問題73

片側の筋収縮と体幹運動の組み合わせで正しいのはどれか。

  1. 外腹斜筋 – 同側への側屈
  2. 脊柱起立筋 – 対側への側屈
  3. 内腹斜筋 – 対側への回旋
  4. 腹直筋 – 対側への回旋
  5. 腰方形筋 – 同側への回旋

解答解説

正解は 1. 外腹斜筋 – 同側への側屈 です。

外腹斜筋は片側が収縮すると同側への側屈(横に曲げる動作)と対側への回旋に作用します。体幹の筋肉の中で、片側の収縮が同側の側屈を引き起こす代表的な筋です。

各選択肢の解説

  1. 外腹斜筋 – 同側への側屈(正解)
    外腹斜筋は片側の収縮で同側への側屈対側への回旋を行います。この選択肢は正解です。
  2. 脊柱起立筋 – 対側への側屈
    脊柱起立筋は、片側の収縮で同側への側屈を行います。対側への側屈は誤りです。
  3. 内腹斜筋 – 対側への回旋
    内腹斜筋は片側の収縮で同側への回旋を行います。対側への回旋は誤りです。
  4. 腹直筋 – 対側への回旋
    腹直筋は主に体幹の屈曲に関与し、回旋には関与しません。対側への回旋は誤りです。
  5. 腰方形筋 – 同側への回旋
    腰方形筋は片側の収縮で同側への側屈を行い、回旋には関与しません。同側への回旋は誤りです。

ワンポイントアドバイス

体幹の回旋や側屈の動作に関与する筋肉の役割を整理して覚えることが重要です。

  • 外腹斜筋:片側収縮で同側への側屈と対側への回旋
  • 内腹斜筋:片側収縮で同側への側屈と同側への回旋
  • 腰方形筋:片側収縮で同側への側屈