筋と下顎の運動の組み合わせで正しいのはどれか。
- 咬筋 – 下制
- 顎二腹筋 – 挙上
- 外側翼突筋 – 前突
- 内側翼突筋 – 後退
- オトガイ舌筋 – 側方移動
解答解説
正解は 3. 外側翼突筋 – 前突 です。
外側翼突筋は下顎の前突(前方への移動)を担う筋肉です。下顎を前方に引き出す動作に重要な役割を果たします。他の選択肢には誤りがあり、各筋の役割と下顎の運動に関する詳細を以下で解説します。
各選択肢の解説
- 咬筋 – 下制
咬筋は主に下顎を挙上(噛みしめる動作)する筋肉であり、下制(下げる動作)には関与しません。このため、この選択肢は誤りです。 - 顎二腹筋 – 挙上
顎二腹筋は、下顎を下制(開口)する働きを持ち、挙上には関与しません。特に顎下腹が下顎の下制に寄与します。 - 外側翼突筋 – 前突(正解)
外側翼突筋は下顎を前方に突き出す前突動作に関与します。この筋が収縮することで、下顎を前に移動させます。 - 内側翼突筋 – 後退
内側翼突筋は主に下顎の挙上(閉口)に関与し、後退には関わりません。 - オトガイ舌筋 – 側方移動
オトガイ舌筋は舌の運動に関与する筋であり、下顎の側方移動には関わりません。
ワンポイントアドバイス
下顎の運動を理解するためには、主な筋肉(咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋、顎二腹筋)の作用を把握することが重要です。特に、外側翼突筋が前突に関与する点と、咬筋が下顎の挙上に関わる点をしっかり覚えておきましょう。